イワテドンの近況、およびマストドンクライアント開発のすすめ
はじめに
毎年 Advent Calendar のときしかブログを更新しない あくあーら です。どうもこんにちは。
本エントリは、Mastodon Advent Calendar 2018 - Adventar 11日目の記事となります。どうぞよろしくお願いいたします。
だれ?
横浜市在住のフリーランスプログラマです。Webアプリやらスマホアプリやらのプログラミングで細々と生計を立てています。
イワテドンの近況について
そんな私ですが、岩手県の地域インスタンス「イワテドン」( https://iwatedon.net/ ) の管理人をしています。イワテドンを開設してから約1年半が経過しようとしておりまして、まずは今年の振り返りを行いたいと思います。
ロゴを作りました
ある時、「イワテドンのステッカーが欲しい!」というご要望を一部の方からいただきました。実際に作るのは大変そうな予感がしていたため少し悩んだのですが、一念発起して作成に取りかかることに。まずはイワテドンのロゴイメージを作成しました。
とはいえ、私自身イラスト作成/デザインの能力が全くなく、自力でのロゴ作成は不可能という状況でした。そこで、某クラウドソーシングサイトで発注者として「イワテドンロゴデザインの制作依頼」という案件を登録しました。
幸運なことに非常に多くの提案をいただき、どれを選択しようか最後まで悩み続けていたのですが、最終的に上記のロゴデザインを採用させていただきました。
ステッカーを作りました
さらに、前述のロゴ画像を使ったステッカーを作成しました。
ステッカーの作り方についていろいろと調べてみたところ、自分でIllustratorのファイルを弄って入稿する必要がある業者が多かったものの、例によって私にそのようなスキルはないため、画像ファイルを無編集でアップロードして入稿できる業者を探しました。
また、正直どのような仕上がりになるか不安だったため、複数の業者に分散で発注することにしました。
↑海外の業者。サイト上で画像をアップロードしただけで発注可能です。
色々な形式を選ぶことができたので、この業者にまずはクリアステッカーを発注。しかし海外ということもあり、手元に届くまでの時間が不安だったため、別の業者にも発注をかけることに。価格は25枚で送料込み4,601円。送料除いた1枚あたりの単価は156円と少々お高め。
↑国内の業者で、こちらも画像アップロードによる発注が可能です。
こちらはクリアステッカーには対応していなかったため、通常の白背景のステッカーを選択しました。価格は50枚で3,758円。送料無料なので一枚あたり75円程度。
作成したステッカーは、先日の Mastodon Meetup Tokyo でお会いした方々には名刺代わりとして配布いたしました。また、以下のサイトから購入することもできます。(配布したものとは仕様が異なります)
イワテドン / aquarlaのステッカー通販 ∞ SUZURI(スズリ)
イワテドンの運営を支援したいという方がもしいらっしゃれば、是非とも購入いただければと思います!
マストドンクライアントを作っています
突然ですが、「イワテドン公式マストドンクライアント」があることを、みなさんご存知ですか?
今のところ特にストアにリリースしているわけではないものの、個人的に使用しているiOS用のマストドンクライアントアプリですが、ソースコードは公開しているため、いちおう誰でも自由にビルドして試すことはできます
※ なお「ochamochi」の名前の由来は、岩手県に伝わるお菓子「お茶餅」です。
今のところ実装している機能は以下のような感じです。
- 複数アカウントでのログイン
- HTL/LTL/FTLの表示(画像/動画/カスタム絵文字/CW/NSFW)
- トゥートの投稿(画像投稿/カスタム絵文字)
- アカウントプロフィールの表示
- トゥートのお気に入り、ブースト
- トゥートへの返信
- トゥートの削除
今後は以下の機能を追加していこうと考えています。
- CWでのトゥート
- NSFWでのトゥート
- アカウントのミュート
- アカウントのブロック
- アカウントの通報
- プロフィールの編集
- 通知表示
マストドンクライアントを実装しようと思ったそもそものきっかけは、「自分に合ったクライアントアプリが見つからない」というものでした。
Twitterと比べてマストドンは本体に搭載している機能が非常に多いぶん、クライアントアプリを作るにあたっても大いに悩まされるところではないでしょうか。現時点の最新版のマストドンの全ての機能をサポートしているクライアントアプリは非常に少ないのではないかと思います。
ただし、想定ユーザーが自分のみということであれば、話はまた違ってきます。マストドンのありとあらゆる機能に追随していく必要は全くありません。自分のみで使っていくクライアントアプリなのだから、自分が必要と思う機能のみを載せていけばよく、その点で非常に開発の敷居が低いと言えます。
そのため、中途半端なものは作りたくないという気持ちをこの際捨てて、プログラムが書ける人間はもっと積極的にクライアントアプリを作っていくべきだと思っています。
来年はマストドンクライアント開発のもくもく会的なものも開催出来たらいいですね。もし興味ある方がいればよろしくお願いします。
おわりに
マストドンが有名になった当初の勢いもだいぶ収まってきた感はありますが、まだまだマストドンは終わりません。過疎の問題、偏見の問題などがあり、地域インスタンスにとっては苦しい環境は依然として続いていますが、まだまだイワテドンも終わりません。
というわけでみなさん、来年以降ももっとマストドンを楽しんでいきましょう。