aquarlaのブログ

141文字以上のつぶやき

イワテドンの近況、およびマストドンクライアント開発のすすめ

はじめに

毎年 Advent Calendar のときしかブログを更新しない あくあーら です。どうもこんにちは。

本エントリは、Mastodon Advent Calendar 2018 - Adventar 11日目の記事となります。どうぞよろしくお願いいたします。

だれ?

横浜市在住のフリーランスプログラマです。Webアプリやらスマホアプリやらのプログラミングで細々と生計を立てています。

イワテドンの近況について

そんな私ですが、岩手県の地域インスタンス「イワテドン」( https://iwatedon.net/ )  の管理人をしています。イワテドンを開設してから約1年半が経過しようとしておりまして、まずは今年の振り返りを行いたいと思います。

ロゴを作りました

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ある時、「イワテドンのステッカーが欲しい!」というご要望を一部の方からいただきました。実際に作るのは大変そうな予感がしていたため少し悩んだのですが、一念発起して作成に取りかかることに。まずはイワテドンのロゴイメージを作成しました。

とはいえ、私自身イラスト作成/デザインの能力が全くなく、自力でのロゴ作成は不可能という状況でした。そこで、某クラウドソーシングサイトで発注者として「イワテドンロゴデザインの制作依頼」という案件を登録しました。

幸運なことに非常に多くの提案をいただき、どれを選択しようか最後まで悩み続けていたのですが、最終的に上記のロゴデザインを採用させていただきました。

ステッカーを作りました

さらに、前述のロゴ画像を使ったステッカーを作成しました。

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ステッカーの作り方についていろいろと調べてみたところ、自分でIllustratorのファイルを弄って入稿する必要がある業者が多かったものの、例によって私にそのようなスキルはないため、画像ファイルを無編集でアップロードして入稿できる業者を探しました。

また、正直どのような仕上がりになるか不安だったため、複数の業者に分散で発注することにしました。

 

オリジナルステッカーを作ろう! - StickerApp

↑海外の業者。サイト上で画像をアップロードしただけで発注可能です。

色々な形式を選ぶことができたので、この業者にまずはクリアステッカーを発注。しかし海外ということもあり、手元に届くまでの時間が不安だったため、別の業者にも発注をかけることに。価格は25枚で送料込み4,601円。送料除いた1枚あたりの単価は156円と少々お高め。

 

ネット印刷なら|印刷通販【デジタ】

↑国内の業者で、こちらも画像アップロードによる発注が可能です。

こちらはクリアステッカーには対応していなかったため、通常の白背景のステッカーを選択しました。価格は50枚で3,758円。送料無料なので一枚あたり75円程度。

 

作成したステッカーは、先日の Mastodon Meetup Tokyo でお会いした方々には名刺代わりとして配布いたしました。また、以下のサイトから購入することもできます。(配布したものとは仕様が異なります)

イワテドン / aquarlaのステッカー通販 ∞ SUZURI(スズリ)

イワテドンの運営を支援したいという方がもしいらっしゃれば、是非とも購入いただければと思います!

マストドンクライアントを作っています

突然ですが、「イワテドン公式マストドンクライアント」があることを、みなさんご存知ですか?

github.com

今のところ特にストアにリリースしているわけではないものの、個人的に使用しているiOS用のマストドンクライアントアプリですが、ソースコードは公開しているため、いちおう誰でも自由にビルドして試すことはできます

 

※ なお「ochamochi」の名前の由来は、岩手県に伝わるお菓子「お茶餅」です。

お茶餅 - Wikipedia

 

今のところ実装している機能は以下のような感じです。

  • 複数アカウントでのログイン
  • HTL/LTL/FTLの表示(画像/動画/カスタム絵文字/CW/NSFW)
  • トゥートの投稿(画像投稿/カスタム絵文字)
  • アカウントプロフィールの表示
  • トゥートのお気に入り、ブースト
  • トゥートへの返信
  • トゥートの削除

今後は以下の機能を追加していこうと考えています。

  • CWでのトゥート
  • NSFWでのトゥート
  • アカウントのミュート
  • アカウントのブロック
  • アカウントの通報
  • プロフィールの編集
  • 通知表示

マストドンクライアントを実装しようと思ったそもそものきっかけは、「自分に合ったクライアントアプリが見つからない」というものでした。

Twitterと比べてマストドンは本体に搭載している機能が非常に多いぶん、クライアントアプリを作るにあたっても大いに悩まされるところではないでしょうか。現時点の最新版のマストドンの全ての機能をサポートしているクライアントアプリは非常に少ないのではないかと思います。

ただし、想定ユーザーが自分のみということであれば、話はまた違ってきます。マストドンのありとあらゆる機能に追随していく必要は全くありません。自分のみで使っていくクライアントアプリなのだから、自分が必要と思う機能のみを載せていけばよく、その点で非常に開発の敷居が低いと言えます。

そのため、中途半端なものは作りたくないという気持ちをこの際捨てて、プログラムが書ける人間はもっと積極的にクライアントアプリを作っていくべきだと思っています。

来年はマストドンクライアント開発のもくもく会的なものも開催出来たらいいですね。もし興味ある方がいればよろしくお願いします。

おわりに

マストドンが有名になった当初の勢いもだいぶ収まってきた感はありますが、まだまだマストドンは終わりません。過疎の問題、偏見の問題などがあり、地域インスタンスにとっては苦しい環境は依然として続いていますが、まだまだイワテドンも終わりません。

というわけでみなさん、来年以降ももっとマストドンを楽しんでいきましょう。

岩手県のマストドンインスタンス「岩手丼」のご紹介

実に数年ぶりのブログ更新となりました。どうもこんにちは。

Mastodon 2 Advent Calendar の 第11回目の記事となります。内容はほぼポエム。

だれ?

神奈川県在住の個人事業主。いちおうウェブプログラマ

岩手県の地域マストドンインスタンス「岩手丼」 https://iwatedon.net/ の管理人をしています。(2017年7月19日開設)

私自身が岩手県出身であったため、岩手県に関連したマストドンインスタンスはないだろうか?と思い探してみたものの、結局どこにもなかったため自分で立ち上げてしまった次第。

岩手丼のサーバ構成

特別なことはあまりないけれども、岩手丼のサーバ構成の話をします。

Amazon EC2 t2.small インスタンス 1台 (Web/DB/Sidekiq)

マストドンインスタンスの規模のわりには少し大きめのEC2インスタンスを使っています。(おそらく通常稼働であればt2.microでも十分)

これは「バージョンアップ時の assets:precompile のたびにいちいちpumaやSidekiqのプロセスを停止させたくないから」という消極的な理由と、「お金で快適さを買えるのであればそれに越したことはない」という積極的な理由に基づくものです。

このおかげで、マストドンアップデート時もメンテナンス中はパフォーマンスが落ちることなく、ほぼ無停止でサービスを継続することが出来ています。(まれに停止するのは私のうっかりオペレーションミスです…( ˘ω˘ )

一度やってみたかったので、ついカッとなって t2.small の Reserved Instanceを3年前払いで購入してしまいました。そのため最低3年は岩手丼は継続される見込みです。

ちなみに t2.small Reserved Instance 3年前払いのお値段は、426.6ドル。月単位で割ると11.85ドルと、同サイズのオンデマンドインスタンスの価格と比較した場合、約半額程度となっております。

Amazon S3 (ストレージ)

マストドンの標準機能を使って、画像/動画ファイルをAmazon S3上から配信。

そもそもそんなに画像を含むTootが多くないため、それなりのパフォーマンスは出ている気がするが、CloudFrontの導入も考えていなくもない。

5か月程度の運用で使用中のストレージ容量は約40GB。費用にして月1ドル程度。

Dockerは不使用

一番最初にマストドンを導入した時にはDockerベースでの構成にしていましたが、私自身のDockerスキルがあまりにも低すぎて運用がつらかったため、途中からDockerを使用しない構成に切り替えました。

新規インスタンスを立ち上げるだけなら、現在運用中のインスタンスのAMIからコピーで量産できるため、ポータビリティ的な意味では今のところ特に困っていません。

Google Compute Engine f1-micro インスタンス 1台 (監視サーバ(Zabbix))

別案件で監視サーバを立てる必要が生じていた関係で、そちらと相乗りの形でZabbixサーバを運用しています。

Google Compute Engineのノウハウは現時点でほぼゼロなので、それについて言えることはあまりありません。Always Free(無料)枠内なので、他のどのサーバよりもスペックが貧弱なのはしょうがない。

以下のZabbixのMastodon監視用テンプレートを導入したおかげで、Sidekiqのキューもしっかり監視できるようになり、幸せな運用環境となっています。

GitHub - ken-washikita/zbx-templates-mstdn: Zabbix Templates for Mastodon

その他

ElastiCache RedisやらRDSやらは、なんとなく導入したいような気もするけれど、インスタンス規模に対するオーバースペック感は否めないので多分導入はしない。

宣伝活動について

特に力を入れて宣伝をしているということはありませんが、Twitterで軽く宣伝したり、マストドン上で軽く投稿してみたり、マストドンの横断検索サイトを使って岩手県にゆかりのある人を見つけてフォローしたりなどの地道な活動を続けています。

とはいえ、順調にユーザー数が増えていくというまでにはなかなか至らず。やはり「岩手県」というテーマが少々ローカルすぎる、かつ共通の話題を見つけづらいという要因はあるのかもしれません。

インスタンスをどう見つけてもらうか

たとえば都道府県のインスタンスであれば、以下のリンクらへんを探すと発見することが出来たりします。

都道府県のインスタンス - マストドン日本語ウィキ

なおこれ以外にも、数多くのマストドンインスタンスリストが公開されており、岩手丼もその中に載っていたり載っていなかったりします。

インスタンスの検索性があまりよくないという問題は、新規ユーザーが比較的有名な大手のインスタンスに集中してしまうことにつながるのではと懸念しています。

そのため、中小規模のインスタンスでも新規ユーザーに容易に見つけてもらえるような仕組みがどこかにあったらなぁ…と思う今日この頃です。

岩手丼の今後について

おそらく急激に賑やかになったり大きな変化は起きないものと思いますが、気長に運用を続けていく予定です。

また、これまでは普段のTootは別の個人用インスタンスで行っていましたが、今後はそちらも徐々に岩手丼に移行していこうと考えています。

岩手丼でのTootを増やしはじめたら、新規ユーザーさんも少しずつ増え始めているため、この調子でローカルタイムラインの流速が上がってどんどん盛り上がってくれるといいなぁと妄想しています。

個人的なTootが非常に多いため、システム管理、プログラミング等、雑多な情報も増えてくるかとは思いますが、それと同時に岩手県のことをあまり知らないみなさんにも、岩手県の魅力などを積極的に発信していければ良いなぁと思っています。

たまたま知り合った人が同じ都道府県の出身だった時に軽く地元トークで盛り上がるような、インスタンス内であの程度の雰囲気を醸し出せるようになれば面白いかもしれません。

岩手県が好きな人であれば誰でも岩手丼に登録OKなので、じゃんじゃん好きになってぜひともじゃんじゃん新規登録してください。

岩手に興味がない方でも、出身地あるいは現在お住まいの場所など、もし思い入れのある地域があるのであれば、どんどん愛していきましょう。そして地域インスタンスに積極的に参加していきましょう。

というわけで、岩手丼ならびに各種地域インスタンスを今後ともよろしくお願いします。

半年前にフリーランスになりました

ひさしぶりの更新。

言いたいことはタイトルの通りです。

以下は単なるポエムとなります。

経緯について

簡単に言うと

「それまで勤めていた会社が他社との合併により消滅し、全社員が合併後の会社に移籍することになったが、あまり乗り気になれなかったので移籍せず退職した」

というのが経緯。それ以上でもそれ以下でもない。

 

なんで会社が消滅したのかとか、消滅前の会社の雰囲気はどうだったとか、細かいポイントについては大人力でスルーしていただけると幸いでございます。

フリーランスの自由

というわけで、現在はほとんどの時間を自宅で過ごしつつ、フリーランスとしての自由を満喫している。

 

たとえば、Amazonでなにかを注文しても不在票なしで受け取れるし、銀行に用事が出来ても平然と平日昼間に行くことが出来る。そういう面では生活の質は明らかに上がっている。

 

仕事をしていて眠くなったら昼寝も出来る。寝ていても誰も文句を言わない。だけど、私の代わりに仕事を進めてくれる人はいないので、いつかは起きて作業をする必要がある。

 

経理周りの作業も当然自分でやる必要があり面倒ではあるが、お金を数える作業は嫌いではないのでさほど苦にはならない。

 

「ひとりで作業しなければならない」という点については、会社が消滅する直前もプログラマーは一人しかいなかったので、さほど環境は変わっていない。その他の雑務も純粋に自分一人のために必要なものなので、大して苦にならない。

 

「話す人がいなくて孤独や不安を感じる」という意見もたまに聞いていたが、幸運なことに結婚していて妻子がいるため、一日誰とも話をしないということはないし、可能な限り積極的に営業的な活動もしているので、今のところ孤独を感じたことは一度もない。

意外と仕事はある

そんなこんなで独立して約半年が経過したが、幸運なことになんとか食っていけるだけの仕事は頂けている。周囲からも驚かれているが、一番驚いているのは私自身である。発注下さっている皆様には本当にいくら感謝しても感謝し切れない限り。この場を借りて御礼。

 

ただし、受託開発という特性上、要求されるコミット率が高めの案件が多い点は感じる。地方への長期出張やプロジェクトへの常駐が必要な案件のお誘いを度々頂くが、フリーランスに転身したことで得られた「圧倒的な自由度」を捨てるまでの旨味が感じられないため、現時点ではやんわりとお断りしている。申し訳ありません。

 

「そんなことをしていて食えなくなったらどうしよう」という心配が全くないわけではないが、そうなったら潔く飢え死に・・・いや家族もいるしそういうわけにもいかないので、どこかまた別の道を探すことになるんだろうな。

 

ともかく、薄めの案件を複数件回しつつ、今後の仕事を模索しているのが私の現状である。

今後どうするのか

しばらくは目の前の仕事を進めつつ、新しい事業領域の準備も進めていこうと考えている。「ひとつの分野を追い求める」よりも「難しい事象を簡単に噛み砕いて説明する」ことに長けている自負があるので、IT教育とかの分野が向いているような気もしている。

 

そんなわけで、当面はプログラマー的なお仕事も続けていく予定なので、お仕事の相談などいただけると非常にありがたいです。

 

私の経歴とかは以下をご覧ください。

http://aquarla.net/

 

以上、ポエムでした。

「ひとりで仕事をする」ということ

私、会社に所属してプログラマー活動を続けてきているわけですが、特にプログラマーの同僚がいるわけではなく、基本ソロでの活動が多いです。

そんな中で、他の誰かの仕事の進め方から何かを学ぶ機会がほとんどなくなっているという点に問題意識を少し感じてきている今日この頃。

何かの案件を受注するたびに、いつも通り設計書を作りいつも通りプログラムを書きいつも通りテストをしている。けれどもこのやり方が客観的に良いか悪いかを指摘してくれる人は周囲にはいない。

現状はこれで仕事が回っているといえば回っているので、今すぐの問題があるというわけではないんだが、このままで本当に良いのだろうか?とは少し悩んでしまう。

きっと世の中のフリーランスと呼ばれる方々も同じような悩みを抱えてるんだろうなぁ。

・・・ということを、数年前のExcelフォーマットを使って設計書を書きながら考える次第であります。

さぁ仕事仕事。

はてなダイアリーもそろそろ・・・

さっき何の気なしにエゴサーチしてみてたんだが、はてなダイアリー ( http://d.hatena.ne.jp/aquarla ) が全く検索上位に食い込んでこない。「はてな aquarla」で検索すると、1個も記事を書いていないはてブロのほうが上のほうに出てくる始末。

このままはてなダイアリーを使っていくのもあまりよろしくないということなのかなぁ、とぼやく。

何が起きてるんだろうと考える余裕があればよいんだが、今日はちょっと忙しいので後で考える。

それだけです。